教室様との打ち合わせをして行く中で色んなお話しを聞きますが、やはり、教室を上手く運営したいとのお話しを良く聞きます。
商売って、規模が小さければ小さいほど、あるポイントさえ押さえてさえすれば、100%失敗しないと思っている部分があります。
そこで、今まで様々音楽教室様と打ち合わせをしてきて、ふと思ったこと考えたことを下記に書いてみますので、興味のある方は読んでみてください。
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事業の規模によってコストパフォーマンスを考える
これは、当たり前の話になるのですが、
- 通常は利益を上げるために投資をする
- 投資金額は小さければ小さい方が良い
- 上がる利益は高ければ高い方が良い
ということはみなさんご存知だと思います。
ただ、これは、事業規模によって、それぞれの数値も変えなければなりません。
個人事業主が、100万円の投資をして110万円を稼ぐのと、
大企業が、100億円の投資をして、110億稼ぐのとでは、規模が違いますよね。
稼いでしまうまでの時間も関係があります。
個人でも、一日で100万円投資して、その日のうちに110万円稼げば、それはそれでOKです。(ただ、そんなうまいことが何日も続くことがあれば、の話ですが)
ただし、1ヶ月間に100万円投資して、110万円しか稼げなければ、月に10万円の収入にしかなりません。
ここもみなさん当たり前、算数のお話です。
ですので、個人事業主レベルでやっている方ほど、コストをできるだけかけずに、利益率高めに効率よく稼いで行くということが必要になってきます。
音楽教室様の規模
音楽教室様のほとんどは、ガッツリ投資して回収できるほどの大企業はほとんどありません。
ほとんどが個人事業主、そしてたまに有限会社や合同会社、株式会社などがあります。
株式会社でやっておられるところのほとんどは教室の運営だけでなく、イベント運営やCD制作、アーティストの支援や育成もやって収益を上げておられます。
そういう株式会社様は何本かビジネスの柱をもっておられるので、ビジネスに関しては僕のようなものがどうこうアドバイスする立場ではありません。
私が何か考えてあげられるのは、音楽教室だけで運営されておられる方のことだけです。(できればボイストレーニング教室だけにしぼって考えたいところではありますが。)
そこで重要なポイントを2つ上げてみます。
- できるだけコストをかけずにやって行く方法論を考えぬくこと。
- 顧客が生涯に支払ってくれるLTVの数値を引き上げる施策をすること。
この2点のKGIとKPIをしっかり決めて施策を行っていけば、教室の運営は成功すると感じました。
KGI:ゴールの数値
KPI:ゴールに向けて通過するべき目標の数値
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コストをかけない集客
コストをかけないためには、まず自分が集客のプロになることが必要です。
集客のプロになるためにもセミナーに行ったり、教材を買ったり投資が必要ですが、無料でもできます。
集客をできる友達を作り、飲みに行くとかお茶会でもして、何気ない会話の中からヒントを拾いながら、そのヒントを元に自分でネットの情報を検索して手探りでやって行く方法です。
この方法は、手間はかかり手探りでやって行くので失敗もあり時間もかかりますが、手に職が付けば無料で集客のプロになれます。
集客でコストがかからないのは、SEO、Facebook、twitterです。(いまのところ)
LINE集客やアメブロ集客や、なんちゃら集客もありますが、今は時代の流れが早いため、色々移り変わりが激しいです。
昔はmixiをやっていれば集客できていたところも多いのですが、今はmixiはダメです。
まあ、そういう意味では、Facebookやtwitterも、コミュニケーションツールであるSNSなので、常に宣伝目的(同じ文章の使い回しとかスパムチックな方法)で使っていると規制がかかり、mixi同様ダメになる可能性もあります。
その点「SEO」は、検索エンジンから情報を探す人が一方的にやって来て、一方的に情報を見て評価して、一方的に申し込んでくれるPULL型の集客法です。
(PULL型の対極になるのが営業をかけたりするPUSH型の集客法です)
以前も下記の記事でお伝えしましたが、SEOは資産を構築するということです。↓
LTVを上げる施策
さて、顧客が申込みをしてくれて、その顧客が一生涯にいくら教室に支払ってくれるのか。
その数値をLTV(ライフタイムバリュー)といいます。
LTVが見えてくれば、1人あたりの集客にどれくらいまでなら投資しても大丈夫だという基準値も見えてきます。(もちろんコストをかけないで集客できることにこしたことはありません)
LTVを上げるには、お客様に教室にずっと通って頂けないとダメなのです。
まず、お客様は気まぐれで、飽きっぽいです。
最初は新しい発見がたくさんあり、お客様はお金を支払っている価値を見出すでしょう。
だからレッスンを受けるのが楽しくて通ってくれます。
ですが、講師の気持ちとは裏腹に、お客様はだんだんお金を払っている価値を感じられなくなってくるのです。
マンネリ化というやつですね。
そういうお客様にどうやって続けてもらうか。が課題になってきます。
お客様は、意外なところに価値を感じます。
レッスンが終わったあと、たまに一緒に飲みに行ってくれる先生がいるだけでその教室に通っている価値を感じてくれる方もいます。
個人レッスンであれば、定期的に他のレッスン生と交流する懇親会みたいなものを開いて、レッスン生どうしで仲良くなってユニットを組んだりしたものをレッスンの現場でアドバイスして上げるのも価値を感じるでしょう。
レッスンをしているところに価値を感じられなくなった生徒がいたら、それ以外の価値を創造して上げるだけで、レッスンは続けてくれます。
「諸行無常」という言葉をご存知でしょうか。
変化するということが唯一変化しないことだ、という意味です。
人は変化します。
レッスン生も変化します。
だからこそ、教室もレッスン生のバイオリズムの変化をしっかり見極めて、その変化に対応して行かなければいけないのです。
なぜこんなことを書くのか・・
いや、私もなぜこんなことを書いたのか、意味がわかりません。
このサイトの趣旨とはズレていますし、教室紹介サービスの宣伝でもないので得にはならないような気もします。。
ただ、音楽教室様やボイストレーニング教室様とあってきて、悩みを聞いていると、「私になにかできないものだろうか」という気持ちになってくるというのはあります。
だから、その気持ちを解消するためにここに書いたのかなとも思いました。
これが何かの役に立てれば幸いです。
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